先日ご紹介した”うまれてきてくれてありがとう”に引き続き、おすすめの絵本”ぼくのわんこ”をご紹介したいと思います。この本は図書館で息子が偶然見つけたので借りてみたのですが、犬を飼っている我が家としては感情移入することができ、とても気に入ったため、借りるだけでは満足できず購入してしましました(^^♪
同じように犬を飼っており子供が小さいパパママに、特におすすめの本ですので、ご紹介させていただきます。
概要
ローリー・アン・トンプソン(ぶん)、ポール・シュミッド(え)、雨海弘美(やく)
出版社 岩崎書店
この本に登場するのは小さな男の子(1~2歳くらい?)と、その飼い犬(わんこ)です。男の子は「すごいんだよ ぼくの わんこ」と言ってわんこの“とくいわざ“をたくさん自慢してくれます。でも、自慢されているわんこの”とくいわざ“は、ただ気持ちよさそうに寝ているだけだったり(笑)。それでも男の子はわんこと(わんこで?)遊び続けながら、まさに”されるがまま“のわんこを指して「すごいんだよ」と言って自慢を繰り返します。
文字はすべてひらがなで書かれており、文字数も非常に少なく1ページに1文程度です。またページ数も30ページ程度と多くないため、1~2歳ほどの子供向けの絵本という印象です。
「ぼくのわんこ」おすすめポイント
- 2人ののほほんとした光景に癒される
- うまく遊べているような、遊べていないような、絶妙なやり取りが楽しい
- 全然すごくないことも「すごい」と言ってしまう男の子が子供らしくて可愛い!(笑)
- 子供の発想力に気づかされる
- 「好き」ではなく「すごい」という表現から男の子のわんこ愛が感じられる
- 男の子とわんこの絵が可愛い
なんといっても、男の子とわんこの絶妙なコンビネーションが見どころです。男の子にとってわんこのやることなすこと全てが自慢であり得意技に映っている様子が子供らしくて可愛らしく、わんこも男の子のことが大好きなことが、随所から見て取れます。
子供にとって、生まれてからずっと一緒にいるわんこは、寄り添って暮らす家族でもあり、友達でもあり、たまに遊び道具でもある(笑) そんなわんこのことを表現する方法としては、ただ「好き」という言葉で表される愛情よりも、「すごい」という言葉で表現する“わんこ自慢”の方が、より親密度の高さを表す良い表現だと感じました。
描かれている絵も、とても可愛くて、眺めているだけで癒されます。(#^^#)
所感
この本に出会った頃、まだ息子はまだ1歳になった位の頃でした。愛犬は息子のことが好きな様子で、息子に構ってほしそうにするのですが、まだよちよち歩きの息子は勢いで転ばされてしまうこともしばしば。
また、時には服を少しひっぱられてしまったり、遊んでいたあったおもちゃを取られてしまったりで、息子が泣いてしまうこともありました。
親としては、「息子がわんわんのことを嫌いになってしまわないか」と少し心配になってしまうこともありましたが、まだ息子は多くを話すことができないため、その気持ちを聞くことができません。
そんな時にこの本に出会い、「すごいんだよ ぼくの わんこ」と言いながらわんこと遊ぶ姿に息子を重ねてしまい、「息子にとって、生まれてからずっと一緒にいる愛犬は、きっとなくてはならない存在なんだ」と感じることができました。
息子にとって愛犬は、もはや「好き」「嫌い」を超えた、「自慢」の存在である。こう考えるととても幸せな気持ちになりました。( *´艸`)
最後に
犬を飼っている家庭で、子供が生まれる場合、仲良くしてくれるかどうしても心配になってしまいますよね…。そんな時にこの絵本を読んでみると、きっと子供にとって、愛犬がいてくれることの喜びはとても大きく、誰かに自慢したくなるくらいの大切な存在になってくれる。こう考えるときっと安心することができることと思います( *´艸`) 愛犬と子供と暮らす方々が、この素敵な絵本を知って出会っていただけると嬉しいです!
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